昨夜、ドキュメント07を見ていて、とても難しいな~と思った。
生まれながらに子宮がない、癌やいろんな病気で子供が欲しくても産めない・・・
その思いと葛藤している人たちをブログでも知っているし、
向井亜紀さんの話などを聞いていると、女としてはその思いもまた痛いほどわかる。
できるなら代理母出産を国が認めてあげればいいのに・・・とか
なぜ、戸籍上我が子として認めてもらえないのだろう・・・とか簡単に思う。
だけど・・・その反対理由の中にある
出産に伴う危険性・・・というのを考えれば、なるほど・・・難しいな・・・とも思う。
100%安全という確証がない。
普通の妊婦でも110万人のうち分娩時に妊婦が死亡した例が54人いると言う。
その数字だけを見ればわずかなのかもしれないけれど・・・
もっと突き詰めれば、そんな数字ですまないような気もする。
例えば・・・じゃあ自分が代理母になれるか?という問いには答える事ができない。
それが赤の他人ならなおさら・・・
子供ができた喜びもまたひとしおで、その子を10ヶ月お腹で守っていく間に生まれる感情も何かしら深いものがあると思う。
私は、流産した経験があるのだけど、そのたった数ヶ月でも、ある意味感じた幸せや辛さもあったわけで・・・
じゃあ、自分が産めない体になって、身近な家族や例えば従兄弟や親友に
産んで欲しい!代理母になってほしい!って自分から言えるか???
・・・言えない。
海外に行って代理母出産をするするのに2000万かかるという。
お金を積んでいるから「お願い・・・」って言えるんじゃないか・・・とも思う。
ボランティアじゃなく、それはもうある意味命を懸けたビジネス・・・って思ってしまう。
頼むほうも引き受けるほうにもそれで利害関係が成立するからうまくいくのでは?という
気持ちも、悲しいかな・・・なきにしもない。
色んな事、口で言うのは本当に簡単なんだけど、考えさせられるなぁ。
それぞれ、その立場になって考えたらやっぱり簡単に
こうだと思う!とは言えないな・・・と思った。
国が認めないほかの理由に子供の人権の問題や福祉を定義しているのだけど、これについては全く同意できない気もする。
生まれた子供たちが、大人になった時どう思うか・・・・という問いかけについては
これは、育て方で・・・代理母出産であっても、自分が産んだ子供であっても
それはその子供の人格であって、代理母だから・・・という定義は成立しないんじゃないか?とも思う。
ただ、国が少子化を問題にするなら、もう少し間口が広がればいいのにな・・・
いろんな選択肢があってもいいのにな・・・とは強く思うし、やっぱり戸籍上は何とか認めてあげられないものかな・・・とは本当に思うんだけど・・・。
むずかしいな~
っと思った私なのでした。
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