ここ最近ずーーーーっと雨なんで、涼しくて過ごしやすい。
一瞬雨の止んだすきに病院へ向かった。
途中の道ではぬかるんだ斜面から木が滑って、道路の近くまで落ちてきてた。
帰る時は片側通行止めだった。
2回目の診察日。
2、3日調子がいいのは雨のせいだね。
採血終わって、診察室の前でまたうっつらうっつらしてて、ふと目が覚めた。
時計を見たら10時10分前。
そろそろかなぁ・・・と思ってたら、名前呼ばれた。
ええタイミング!
挨拶して座ると
「どうですか?」
「少し楽になりました」
やっぱり2回目ってこんな感じだよなぁ・・・って感じ。
血液検査の結果表を見せてくれ、
「順調に下がってますね」
「へぇ・・・何か嬉しいもんですね・・・」
この意味は、数字として自分の体が良くなっていくのが見れた事が嬉しかったの。
T3:12.4
T4:3.1
脈拍:98
薬が効いてるというのは嬉しい。
手術の方法は
【亜全摘術】という数gを残してほとんど切る方法になった。
低下症は亢進症より楽だと言われたが、誰がそれを決めるのか?
そして、手術は耳鼻咽喉科で受けるという。
不安。
実は一番聞きたくない言葉だった。
何でかと言うと、私が信頼している専門病院病院のHPでも、
他の専門病院のHPでも、耳鼻咽喉科や、その他の外科による手術は
望ましくない・・・・って書かれてるんですけどぉ。
なのに、よりにもよって、耳鼻咽喉科の先生がするって。
また家に帰ってネット漬けになったのは言うまでもない。
・・・血液検査の表を返そうとすると・・・
「あ、良かったらどうぞ」
え~もらって良いんですかぁ。・・・欲しかったので嬉しかった♪
いろんな意味で
気持ちを切り替えるのに時間がかかる。
手術の後の合併症について調べる。
10年ぶりの病院。
『国立病院機構京都医療センター』
検査項受付で、福祉の人から預かった封筒を渡し、
見て欲しい先生の名前を言って待った。
診察券を作って、青色の大きな封筒に書類を入れて、
3階のここへ行って下さいと、地図を渡された。
青の袋を持って入って行くと、看護婦さんが、これを書いて、
書けたら渡してくださいと、良くある問診票を渡された。
結構詳しく書き、渡してから30分くらいで呼ばれ入っていくと、
身長と体重、血圧を測って、採血しましょうねと、
さっきの看護婦さんが言った。
へぇ~最近はわざわざ検査室に行かなくて良いんだね~と感心しつつ、
血圧を測るのに機械に手を突っ込みボタンを押すと、勝手に動き、終わった。
覚えなあかんのかと、ずっとデジタルとにらめっこをしていたのだけど、
看護婦さんがボタンを押すとレシートが出てきた。
ほんまにすごいね・・・
採血では久々に抜けていく血をじっと見ながら、
不思議と何だか嬉しいなぁ・・・って思ったんだ。
血液検査の結果に1時間位かかるから、1時間後に
また戻ってきてくれる?と言われた。
へぇ~1時間で出るんだ~早いじゃん・・・とまた感心した。
1時間後、待合室で待っていると、睡魔に襲われ、
落ちる寸前に名前を呼ばれた。
こんにちわ!よろしくお願いします!と診察室に入って、広いなぁ~と思った。
ずっとHPに書いてあった経歴を見ながら想像を膨らませた先生は、
思ったより若くて、思ったより感じも良くて、良かったぁ~って感じでした。
まず目の前に置かれたのは、血液検査の結果票。
それを挿しながら先生は、数値が振り切ってる事、
肝臓も少し悪いと言うことを説明してくれた。
甲状腺の触診をしながら、ほんまに大きいなぁ・・・とつぶやかれ、
昔と同じ定規のような物でサイズを測られた。
そして事務的ではない、いくつかの問診。
昔は薬を何錠飲んでたとか、体調とか、独り暮らしかとか、
目の異常はあるかとか。話した事は、先生の目の前にある
パソコンに打ち込まれる。もちろん患者も見れる。
目はましだと言われた。(7mm程度出てる)
その後、ベットに座ってかっけの検査。これが笑えた。
力抜いてるんだけど、ぜんぜんピクってならないし足も上がらない。
笑う私に何回も力抜いて~と言われ、何度も叩かれ、
それでも諦めない先生は、今度は足首の辺りを叩き始めた。
それは何回目かでピクピクなった。
笑ったからか、とってもリラックスした。
寝ころんで、聴診器と、腹部の触診。痛いところはない。
良いよと言われて、服を直し座ると、どうしたい?と聞かれた。
薬飲んでて治らなかったっていう事は、効かない事だから、
後は手術かアイソトープだね。アイソトープはとても簡単なんだけど、
カエルさんの場合は大きすぎるから手術を薦めるけどどうする?
すでに色々調べて決めてたのもあって、「じゃぁ手術で・・・」と答えた。
先生は、とりあえず今この数値を標準に戻してからしか
手術は出来ないから、頑張って薬を飲んでもらうしかないね~、
でも昔飲んでたから、副作用があるかもしれないし、
効かないかもしれないなぁ・・・脈拍も高いし(120)・・・
ちょっと数値が落ち着くまで今日から入院して様子見るか?と。
え??????????
私は最近病院へ行くといつも、今日から入院、今から入院・・・
などと言われる。
私にはそれが必要なのか良くわからない。
だけど福祉に診断結果が届かないと、それでOKが出ないと、
今入院したら自費でしょ?無理。
福祉の人と相談しないと・・・・と先生に言った。
先生は何か答えたかな?覚えてない。
今日時間があるなら超音波の検査をしようと言われたので、
大丈夫ですと答えた。
心電図とレントゲン、1時半からここで超音波・・・となった。
これから約2時間半。
まず心電図、それからレントゲンを撮った。
心電図では、へぇ~早いなぁ~と思い、レントゲンでは、
へぇ~服着たままで良いんだ~と驚いた。
ロゴの入ったTシャツは避けて、無地だって書いてあるので
置いてあったグレーのTシャツを着た。
終わってまだ2時間もあるなぁ~とタバコを吸い、友達にメールし、
売店という所に行ってまだ驚く。焼きたてのパン売ってるし。
そこで、甲状腺の本を立ち読み。
私は昔と同じ病気なのだろうか?って事が気になる。
何やかんやしてるうちに時間は経ち、1時半に検査結果を持って戻った。
また待つよう言われ、1時間近く待った。そろそろ待たせすぎかな~と、
周りを見てみると、何人かの女の人が居たので、気にして見ると、
皆私ほど首筋は腫れていない。よく見ないとわからない程度の大きさ。
ただ、みな私より目が出てる。独特だ。
ボーーーーっと見ながら、私、やっぱりおかしいのかな?って思った。
甲状腺のエコーをとるのは、これが初めて。
名前を呼ばれ、ベットに横になり、汚れないよう首の周りに
ティッシュのようなものを付け待つこと5分。男の技師と女の技師が来た。
エコーを動かしてるのは男。新米なのか女に指導されてるような感じ。
何やらブツブツあ~でもない、こうでもないと言ってた。
で、聞こえたんだよ・・・。
「ほら、ここでしょ・・・、ここにもありますよ。」
ある?あるって何があるのか?な?
それにしても長くない?新米だから?
終わった後、その女が私の首を触らせてくださいね・・・と触ってきて、
痛くないか?とか、大きくなったんですね?とか聞いてきた。
なったんですね?って断定やん??何や??どうゆう意味や??
訳がわからず、はぁ・・・と言って立ち去ったよ。
待合室で診察を待った。
あった?って一体何があったんやろ・・・って気になりながら・・・
名前を呼ばれて入っていくと先生が、
レントゲンを指して、肺は・・・・大丈夫やな・・・と言った。
心電図を見て、脈が速いし薬出そうか・・・と言った。
エコーを見て、ボコボコしてるけど、手術するなら大丈夫やな。と言った。
え????何が大丈夫なんですか?
手術するなら大丈夫?ボコボコって何?
頭の中はパニック!
気の弱い私は、切るんだったら大丈夫って言ってるんだし
別に大丈夫だよ・・・と、先生にそれ以上何も聞かなかった。
聞けなかった・・・というのもある。聞けよ・・・と友達に怒られたが。
治療を継続できるとわかったらちゃんと聞こうね~。
薬の処方箋を書いて、今回はきちんと治療を続けようね・・・
と言われたので、生活保護が下りないと、このまま治療を続けることは
現状難しいという事は、はっきり伝えた。
今は働けない状態なんだから・・・と診断書に書かれたのが・・・
1、バセドウ病
2、甲状腺中毒症
2の中毒症って何???・・・でも、やっぱり聞かない私。
何だかすぐに帰る気分になれなくて、タバコを吸って考えた。
腫瘍なのかな・・・あるとか、ないとか、ボコボコとか、切るから大丈夫とか。
甲状腺の腫瘍は良性が多いんだから、万が一、腫瘍でも大丈夫だよなぁ
腫瘍なら細胞の検査もするよなぁ・・・などと思いつつ、病院を後にした。
家に着いたのは午後4時。
次回は2週間後の18日。
血液検査の中のどの検査をするのかまで先生は説明してくれたけど、
それどころじゃなかった私はほとんど聞いてなかった・・・ごめんなさい。
7日に来るケースワーカーに相談しなくちゃ。
本とに今回はいろんな意味で驚かされてばっかりだった。
10年一昔と言うけれど、こんなに変わるんだね。
初診の先生の説明以降、病状についての説明を受けた事も、
検査の結果を教えてもらった事もなかった私には何もかもが新鮮で、
今は治療を続けるのに十分な環境が揃っている事も知った。
だからちゃんと治したいって思えるんだ。
薬もきちんと飲もう。
薬以外にもできる事があるならやろう。
ちなみに
T3:32.5
T4:7.7
メルカゾール/1日6錠
インデラル/1日1錠
きっと自分の体が思ってた以上に悲鳴を上げてたんだね。
もう見て見ぬ振りは出来なくなったし、やるべきことは1つだけ。