術後1日目。
朝方、頭の先からつま先までしびれる。
不思議な感覚・・・
指先が内側に丸まってくるの。
看護師さんに言ったら、採血をして点滴する事に・・・
これが、低カルシウム血症の症状で、いわゆるテタニーって言うのだと
後から知った。
朝の診察は、診察室に行くんだけど・・・この時尿道カテーテルを外す。
もっと違和感があるかと思ったけど、そうでもなくあっさり抜けた。
浴衣からパジャマに着替えさせてもらい、車椅子で診察室へ。
確かこの時は、スコープも入れなかったような気がする。
傷口とか喉の触診だけだったんじゃないかな・・・。
昼過ぎまでずーっと点滴してたけど一瞬外れる。
看護師さんに言われて、水を飲んでみようとして、咽て吐く。
ドロッとしたものならかろうじて飲める。
ご飯はミキサー食と言う、そのままほうれん草とかミキサーにしたものを
食べてみる。何とか食べれた。
ご飯は糊のようで全く食べれなかったので、夜は5分粥にしてもらった。
薬を処方される。錠剤は水ではなくご飯で流し込む。
粉薬は、ご飯に入れてみたり、ミキサー食に混ぜてみたりするけど
かなり厳しい・・・。試行錯誤してみるけど難しい。
夕方売店に行き、プリンを買って食べてみるけど、カラメルが喉に良くないし
また咽たので、ゼリー系なら・・・と
ヴィダーインゼリーを買ってみる。これなら飲める♪
声が出るようになるのか不安。
ドレーンが2本・・・重たい。
入院6日目。手術当日です。
朝5時に目が覚める。
ここまでイロイロあったなぁ・・・と振り返る。
何だかまだありそうな予感もする。
朝の空気が大好きで、また散歩に出る。
お地蔵さんにもしっかりお願いした!
次はいつできるかなぁ・・・。
さすがに今日は禁煙中。
am8:20、歩いて手術室に向かう。私の病棟は4階で、手術室は6階。
手荷物は、浴衣とT字帯とボックスティッシュとタオル1枚。
手術室の手前で服を全部脱いで、手術着に着替える。
そこからまた手術室まで歩いていく。
テレビの世界というよりゴチャゴチャした感じの手術室。
ベッドに仰向けに寝るよう言われ、心電図をつけられ、頭に何か巻かれ
さらに、脳波を見るシールのようなものをでこの辺りに貼られる。
これが何だか痛かった。
女の麻酔医が、若い子に何か怒ってるのが、うざかった。
注射します・・・って言われて、注射され、口元に酸素マスクをあてられ・・・
数秒でそのまま夢の中へ。
声を掛けられ起こされた時は、とにかく苦しかった。
ICUに運ばれているのはわかった。呼吸困難を起こしたらしい。
口にあてられた酸素マスクが、逆に苦しくて、何度も外して怒られた。
タンが絡んで、それをチューブで吸われるのが痛くて仕方なかった。
担当医や、K先生が見に来て話しかけられるが声が出ない。
ずっと泣いてたような気がする。
どの位そこに居たのか・・・しばらく血圧や脈拍、心電図などを測られてた。
その後病室へ。
タンを出すのが出来なくて、唾も飲み込めなくて、あっという間にティッシュを
使い果たした。ベッドからポイポイと、ゴミ箱も探せず投げ捨て続けた(笑)
しばらくして、親が来て担当医が来て手術後の説明。
取り出した甲状腺の写真も見たけど今となればあまり覚えていない。
親が帰った後、元彼が来てくれた。私が何度も投げ捨てるティッシュを
片付けてくれてたような気がする・・・。
何か話してた気がするけど・・・それも曖昧な記憶。
元彼が帰った後、主治医が覗いてくれた。
これも、(^-^)vサインをした記憶があるけど・・・曖昧。
とにかく、麻酔のせいだと思うけど、起きてても寝てるようなそんな感じだったと思う。
夜中も何度も目が覚める。咳も出来ず・・・苦しい時間が過ぎていった。
入院5日目。
手術後の食事を選べるようにこんな紙を渡された。
だけど結局このメニューのもの
全く食べれなかったんだけどね・・・残念だった。
仲良くなった同室の女の子が退院した。少し寂しい。
手術前日してにようやく担当医と話し合い、
手術方法について納得できる答えが出た。
気がつけば、担当医に対してすっかりタメ口になり、馬鹿にしてる私。
この担当医は、患者の顔も覚えられない、主治医の名前も間違う、
カルテもちゃんと見てない、少し?お馬鹿ちゃんである。
この先が思いやられる。
午後から新しい人が入院してきた。
73歳のKおばぁちゃん。
甲状腺癌で手術するらしい。
病室に来てくれた主治医に
「Kさんも手術するから、痛いとか騒いだらあかんで!」と釘を刺された。
(^-^)ヾ了解です!頑張ります。
そうそう、今日でさようなら・・・ルゴール!!何より嬉しいお別れだ。
バイバイ!ファンタグレープ!(笑)
深夜12時から絶食に入ります。