タイトルの『木村病』別名『木村氏病』
私、好きみたいだな・・・○○氏病・・・
バセドウも、『バセドウ氏病』って言うしね~
そりゃまぁ、木村さんが見つけたからキムラ病なんでしょうね~
などと思いつつ。
ちなみに、バセドウ氏病という病名は、1840年にこの病気を研究発表した
ドイツの医師カール・フォン・バセドウにちなんで名付けられたものだそうです。
ドイツ語圏以外の国では、もうひとりの研究者であるイギリス人医師の
名前からグレーブス病と呼ばれているらしい。
へぇ~。
話は戻って・・・
先日の頭部細胞診の結果、私、『木村病』の疑いがあるようです。
いや、のびたに言われても
"は?何じゃ木村病って?"って程度でして・・・
とりあえず、良性である事には違いなく、これ以上大きくなるようなら
摘出もありえるような感じで言われたけど、私、またすごく適当に話を聞いてて
ふぅん・・・と流して、それより風邪で頭ボーーーっとしてたもんで
熱はないけど、鼻が詰まって苦しいので、そっちばっか気になって
「鼻の薬出して!」と・・・のびたとの会話を終わらせてしまった。
で、薬待ってる間のランチタイム・・・
そう言えば『木村病』とか何とか言ってたな~と思い出し・・・
帰宅後調べたんですけどね。
木村病は、皮下でリンパ球(白血球の一種)が増えて
しこりになってくる病気です。リンパ球が増える病気のなかには、
リンパ球が悪性化した「悪性リンパ腫」と、反応性に局所で増える
良性の「リンパ球増殖症」があります。木村病は後者に属する病気です。
症状
しこりができやすい場所は、顔(とくに頬から耳下腺部、耳)、首、わき、
そけい部、肘の曲がる側など。
1カ所にとどまる場合と体のいろいろな場所にしこりができる場合があります。
しこりの硬さはさまざまですが、軟らかい中に硬いものを触れることもあります。
表面の皮膚の色は、正常か少し茶色くなっています。
ときに痒みを伴いますが、痛みはありません。
原因
なぜ皮下にリンパ球がたくさん増えるのか、という根本的な原因は
わかっていません。ほとんど、日本で報告されている病気ですが、
いわゆる遺伝病ではありません。また、ほかの人にうつる病気でもありません。
外から加わった何らかの因子が引き金となって、
反応性にリンパ球が異常増殖していると考えられています。
診断
診断を確定するためには、しこりの組織を採って
顕微鏡でみる組織検査が必要です。
その検査により、リンパ球および好酸球(白血球の一種)も
たくさん集まっていることが確認できます。好酸球はリンパ球が集まった結果、
リンパ球が出す物質によって集められると考えられています。
血液検査では好酸球およびIgEという抗体が多くなっていることが1つの特徴です。
合併する症状として、ときに腎障害がみられることもあります。
念のため、尿・血液検査などで腎臓のチェックを行うことも考えられます。
治療
この病気は慢性的に経過し(多くは10年以上)、治療で落ち着いた場合でも、
再発することが多い病気です。この病気に対する治療の基本方針としては、
悪性腫瘍ではなく、かつ慢性の病気であるということから、
体に負担の少ない(副作用の少ない)治療からまずやってみることが考えられます。
いずれの治療も、リンパ球の異常な増え方を抑えることが中心になります。
①副腎皮質ステロイド薬の局所注射。
これは、いくつかの治療法のなかでは、副作用が比較的少ないという点から、
とくにしこりが少ない場合に、しばしば選択される方法です。
副腎皮質ステロイド薬が何らかの方法(飲む、注射する)で体の中にはいった場合は、
もとの病気の種類にかかわらず、後に述べる全身的な副作用を起こす
可能性はあります。そのリスクは、使う量が多いほど高くなります。
例えば、治療の対象がそれほど大きくない1つのしこりの場合には、
局所注射で使う量と、飲んだり静脈注射で効果が得られる量を比べれば、
局所注射のほうが全体としては少ない量で済む場合が多く、
全身的な副作用のリスクはかなり少ないと考えられます。
欠点は、局所に注射しますので痛いこと、大きく、数が多い場合には難しいことです。
②副腎皮質ステロイド薬を飲む。
これは、いくつかの副作用の問題があります。
具体的には、太る、胃潰瘍を起こしやすい、骨が弱くなる、糖尿病になりやすい、
感染に弱くなる、などです。
飲む場合は、例えば胃潰瘍の予防のために、胃薬を併用するなどの対策を講じます。
しこりが大きく数が多いために局所注射では対応できない場合には、
この治療法が選択されることがあります。
③切除。
大きなしこりになって、不自由な面が出てきた場合は、
しこりを外科的に切除するという選択もあります。
④放射線療法。
放射線療法が対象とする病変は、通常、悪性腫瘍ないしは生命にかかわる病変です。
木村病のしこり自体は悪性ではありませんので、第1に選択する治療法とはいえません。
治療を行うとすれば、副腎皮質ステロイド薬では治療困難で、
かつ手術も難しい状況で、不自由なしこりを何とか良くしたいという希望がある場合です。
放射線療法はこの病気にはよく効きます。
以上です。
良性ということで安心していますが、変な病気~。
とりあえず至急どうこうって事もないので、また様子を見て摘出するなり
何なりするようです。・・・とまた人事のように言ってみたり(笑)
内分泌の診察の結果はまた明日。
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