私の病気とはなんら関係ありませんので、興味のない方はスルーでお願いします♪
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そして先日・・・
この記事を書き始めたきっかけがありました。
オトンのガンは3つ。
場所的な問題、大きさ、体力などから、まず手術はできません。
エタノールだろうと思っていたらそれもできないという事に。
残すは、抗がん剤治療。
ですがお医者さんからは、「2週間考えさせてほしい」と。
その答えが出る日が偶然にも今日(笑)
抗がん剤治療に耐えられる体力があるのか、
また、その効果が期待できるのか
命を縮めることにはならないか
自分だけではなく他の先生の意見も聞いて、もう一度検討します・・・というお話だったので
オカン曰く、さすがにオトンの前では聞けないけど・・・と言ってましたので
結果はまだわかりません。
不謹慎かもしれませんが、この時私は「東京タワー」の場面を思い出したのです。
抗がん剤治療を止めたいと言ったオカンのあの場面です。
あの場面を父親とかぶせてしまった・・・
もし
抗がん剤治療を乗り越えて1日でも長く生きられるなら・・・もちろんやってほしい。
やる、やらない
続ける、続けない
それは本人が決める事で、私らには決められないし、決めちゃいけないけれど
思いはたった一つ
生きてほしい
見守る事しかできないけれど
奇跡を願い信じる事しかできないけれど
生きてほしい
親は子供より先に死ぬのが当たり前だって
きちんと見送らないといけないよとかって
わかってるって
頭ではさ~。
でもさ、そんな簡単じゃないってば。
こんなふうに、死ぬかも・・・って思ってたりするけど、まだ死なないさ・・・って
死ぬわけないさ~って、思ってる。
けど、ふとした拍子に、なんかすごく怖くなる。
悲しくなってどうしようもなくなる。
オトンの前では泣かない・・・そう決めた日がある。
いつもと同じ自分でいるんだ!そう思ってる私にオトンは言った。
「お前は、冷たいな~・・・もうすぐ死ぬかもしれんのに、もうちょっと優しくできひんか?
・・・お前はわしが死んだら泣いてくれるか?」
「あほか!死なへんわ。誰が泣くか!泣いたらへんわ。」
・・・・って、泣くに決まってるだろ・・・くそ親父!
こんなやり取りもまだ、なんとか平気なふりができるけど、いつまでできるだろう・・・
悔いが残らないように?
そんなん、どれだけの事したって残る!残らない訳がない。
それに、私は、何より変化を起こすのが嫌だ。
いつもと違うことをしたり、言ったりするのが、悪いことを呼びそうで嫌なのだ。
もっとまめに実家へ帰ったり、オトンの顔を見たり、もちろんしたい気はするけれど
そうするのが嫌だ!って思ってる自分もいる。
いつもと同じ、これまでと同じ、大丈夫・・・何も起こらない・・・そう思い込もうと必死なのかも
しれません。
今回、こんな風に色んなことを振り返り書きながら、少しずつだけど整理しようと思った。
書いてて
ほんの少しだけ・・・だけど、少しだけ穏やかになれる瞬間もある。
もっともっと生きて
こんな記事を、あほみたい~って笑い飛ばせる日が来ないだろうか・・・
あっという間に10年経ったね・・・
なんや~生きてるや~ん!・・・とか笑って話せないだろうか・・・
そんな奇跡を願う毎日です。
もう大切なものを失うのは嫌だよ。
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